ダニエラ・カトウ


森を歩くとき、教室に入るとき、文章を書き始めるとき、私はいつも、「学びは何によって可能になるのだろう」と考えています。


はじめに

教えること、書くこと、場所と関わること。私にとって、それらは別々の営みではありません。どれも、「人はどのような条件のもとで、丁寧に世界へ注意を向けられるようになるのか」という問いから始まります。社会や暮らしの前提が静かに変わり続ける時代だからこそ、その問いを、教育、書くこと、
地域との対話を通して探っています。


学びの場で大切にしていること

よく見ること急いで説明する前に、まず、その場で何がすでに起きているのかに目を向けます。何が見えやすくなっていて、何が見えにくくなっているのか。そうした条件に気づくことから、学びは始まると考えています。


ともに考えること書くことも、話すことも、答えを伝えるためだけではなく、まだ言葉になっていない問いを育てる時間でもあります。異なる背景や専門、文化をもつ人たちと、ゆっくり考える場をつくっています。


関わり続けること学びは、知識を得ることだけではなく、土地や人との関わり方を少し変えていくことでもあります。教室の外へも続いていく学びを大切にしています。


教育・実践

2007年より日本を拠点に活動しています。これまで日本と中国の大学で、文学・映画、環境人文学、異文化教育、プロジェクト型学習、
ライティング、カリキュラム・デザインなどを担当してきました。
現在は立教大学大学院社会デザイン研究科において、留学生を対象とした「Sustainable Education」と「Academic Writing」を担当しています。また、場所に根ざした学び、オートエスノグラフィー、リサーチ・クリエーションに関するゲスト講義やワークショップも行っています。生成AIについても、単なる便利な道具としてではなく、学びや書くこと、注意の向け方に関わる教育上の問いとして扱っています。ストーリーテリング、フォークロア、エコセラピーの視点を取り入れた実践にも取り組んでいます。ポルト大学で英文学の博士号を取得。CELTA資格、Tariki Trustエコセラピーディプロマ取得。英語・日本語で活動しています。


エッセイ

Place & Ecology
Foraging Among the Ruins of Satoyama in Rural Japan. Garland Magazine, March 2023.
Slashed by the Wind. The Dark Mountain Project, October 2023.
Bathing in the Forests of Forgetting. Substack, November 2025.
Education & Writing
Psychological and Therapeutic Approaches to the Fairy Tale. The Routledge Companion to Fairy Tales (Routledge, 2026).
Writing in Weather. Substack, March 2026.
Exoskeletons. Substack, March 2026.
Before Explanation Settles. Substack, April 2026.
Care & Infrastructure
The Human Cage. Substack, May 2026.
What Chihiro Notices. Substack, June 2026.
Carrying Our Mothers: Obasuteyama, Care, and the Cruelties of Successful Aging. Substack, December 2025.
Japan, Modernity & Atmosphere
Grief as Architecture, Memory as Weather. Substack, January 2026.
Invisible Transmissions. Substack, May 2026.
The Unseen Child. Substack, February 2026.


お問い合わせ

教育、書くこと、地域に根ざした学び、ワークショップや対話の機会など、何か響くものがありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。